- 2019年3月30日
【鍼灸と切り離せない】 「中庸(ちゅうよう)」という考え方
もしかすると、一生この言葉を見聞きすることがのない方もいらっしゃるかもしれません。ですが、この視点は東洋医学においてとても重要な考え方、視点であり、健康を向上するうえにも常々患者さんの皆さんにお伝えしています。
もしかすると、一生この言葉を見聞きすることがのない方もいらっしゃるかもしれません。ですが、この視点は東洋医学においてとても重要な考え方、視点であり、健康を向上するうえにも常々患者さんの皆さんにお伝えしています。
陰陽」という性質と、この「五行」という性質が、「体においてバランス良く機能する」(=「体の不調を起こさない」)ことを目指して皆さんのお体に鍼とお灸をしています。
胸は上にあって陽だから心と肺は「陽」。(陽中の陽は心。陽中の陰は肺。)お腹は下にあって陰だから肝、脾、腎は「陰」。(陰中の陰は腎。陰中の陽は肝。最も深いところにある脾は陰中の至陰。)これらは全て陰陽の表裏、内外、雌雄の相互関係で、自然の「陰陽」の変化と同じだって書いてあるんだ。
「気」というものがある。という前提に、人の体のことは勿論、全ての自然現象が「気」の働きによって出来ている。そしたらあら不思議!全ての現象が説明できてしまう。
どちらが良くて、どちらが悪いといった敵対関係ではなく、異なる地域で、その土地の風土や住む人々の考え性質などによって各々発展した、それぞれが意味のある「医(いやす)術(すべ)」だと私は思っています。