- 2020年12月14日
冬の過ごし方 – 冬三月。秩父は冬五月? –
難しいことだとしても、日々生活するなかで役立てることはできます。無茶をせず、注意するきっかけにはなります。ですから、今回のお話しによって、ほんの少しでもご自身やご家族の方の生活を見直すきっかけとして頂ければ幸いです。
難しいことだとしても、日々生活するなかで役立てることはできます。無茶をせず、注意するきっかけにはなります。ですから、今回のお話しによって、ほんの少しでもご自身やご家族の方の生活を見直すきっかけとして頂ければ幸いです。
無暗に心火を高めることは、火が着いた木や炭を一気に燃やすこと。急激に火の手があがることで火傷をしたり、周囲にあったものを誤って燃やしてしまったりトラブルが起きてしまう。そして、急激に燃えた火種はあっという間燃え尽きて消えてしまう。火が弱く小さすぎては火傷などをするトラブルはないけれど、火の温める力も弱く、ちょっとした風や水などの影響で簡単に消えてしまう。しっかりと燃やし続けるためには、長く燃えるしっかりとした燃料と、定期的に燃料を足しながら火の大きさをコントロールすることで長い時間火を保っていられるんだ。
五常は「五徳」とも言われて、以前にもお話しした「儒教」との関連が深いんだ。「五常」「五徳」はとても大切な内容だからまた後で詳しくお話しをするとして。。。「礼」というのは、「礼儀」という言葉からマナーをイメージすると思うけど、儀式に使われる「儀」という字が付く言葉があるくらいだから、「礼」という字は元々神聖な意味を含む字なんだ。
元気なくてシュンとしているときに、お笑いの番組とかをみて笑ったりすると、心も体もなんだかほかほか温かい様な気分になるんだよね。そのことから考えると、「笑い」によって心火の働きを高めることができるのかな??
「心火」というように、「火」は赤色で「熱」の働き「陽」の性質を持ち、季節で言えば「夏」、1日で言えば「昼」に心火の働きが高まるんですよね。また夏の暑い時期にかく「汗」も心火の働き。
時間帯同様、季節においても「春」の時季は木の芽がぐんぐん伸びていくように「肝木」が元気に働くんだ。それは体における肝木の働きがしっかりしていればいいけれど、働き過ぎて疲れてしまいやすいということでもあるんだ。
「多感な年頃」「感情溢れる青春時代」、10代から20代というのは、楽しいことも、苦しいことも含めて笑いや涙の多い時代だけど、この時季は「肝」が旺盛な時期であり、不安定な時期。それは「肝情」、「肝の情(こころの働き)」が高ぶりやすく、不安定でもあるということだね。
「漢方はどうなんですか?」「鍼灸と相性はいいんですか?」と質問を受ける時があります。そんな時は「両方とも同じ東洋医学で、同じように体を考えることから、上手に使えればとても良いですよ!」と答えます。ポイントは「上手に使う」ということです。