健康の知恵「『顔色がいい』ってどういうこと?」- 心火編④ –

何気なく使われている言葉
「顔色がいいね」。
東洋医学ではこう考えます。

健康の知恵
「『顔色がいい』ってどういうこと?」
– 心火編④ –

 

前回は「心火」と「舌」の関係についてお話しをしました。

今回は

これまでお話ししてきた「心」と血の循環からイメージを膨らませ

心火」と「顔色」との関連について、

所長のすね先生とアシスタントの2匹のネコ達との会話を通じて、

より理解を深めて頂ければと思います。

 


【これまでの記事】


 

前回のおさらい

 

すね先生
また少し間隔が開いてしまったけど、前回の内容は覚えているかな?
チョビ
まだ今回はちゃんと覚えていられたよ!

前回は心火と舌の働きについてやったんだよね。
舌がよく動くということは心火の動きがしっかりしている。
心火がしっかりしているということは、それだけまだ生きる力がある。って話だったよね。
すね先生
うん、よく覚えていたね。
細かな内容に関してはまた別の機会にお話しをしようと思うけど、
東洋医学では「舌診」というお体を知る手段があり、舌の血色や動き方意外にも様々な観察点があるんだ。

実際、先生も色々な患者さんを診てきて、舌の動きと生きる活力の関係性を感じるているよ。
現代のような科学進歩がない時代に、体の様々な情報から体の働きを知り、その情報を蓄積しながら発展を遂げた経験医学の集積である東洋医学らしさだよね。

今回は、これまでのお話しで度々出てきた、心火と「血」という働きが多きく作用する「顔色」についての関係をお話ししていくね。

 

心火と五華

「根」と「華」という考え方

 

すね先生
これまでのお話しで、東洋医学が自然の様々な働きと関連して形作られた医学だということはなんとなくわかったかな?
モー
はい。
すね先生に色々お話ししてもらって、自然界の様々な働きと人の働きとが類比している見方をしてみるようにしましたが、東洋医学の基礎に東洋思想を発想した方は本当に凄いなと思います。
自然界を大宇宙、人間を小宇宙と表現するなんて素敵だなと。
すね先生
「大宇宙」、「小宇宙」なんてよく知っていたね!

モーが話ししてくれたことからも、
東洋医学では人の体を自然の様々なもの、働き、出来事と相対して説明することがしばしばあることはわかってくれたと思うんだ。
その中で、五行の色体表の中に「五華」というものがあったことを思い出せるかな?
チョビ
うん。
ちゃんと覚えているよ!
「華」なんて言うからお花の名前がついているのかと思ったら全然違うんだもの。
すね先生
「華」ってあるからお花の名前なのかな?なんて思ったりするよね。
この「五華」というのは、
お花ということでは間違っていないけど、お花の種類ではなくて、五臓それぞれの働きに対して「華」にあたるものを割り振って説明しているんだ。
チョビ
なんだか、わかったのかよくわからないけれど、「五華」がお花の名前ではないことはわかった!
すね先生
それが分かってくれたのならいいかな。汗

まずイメージとして、
木やお花など植物をイメージしてみよう。

木やお花には根っこがあるよね?
最初種だったものが根を張り、成長し幹となり。
より大きく成長し葉っぱや花をつける。

東洋医学ではこれと同じように、
根本にあたる五臓と、末端にあたる体の器官があるんだ。
モー
これまでのお話しを振り返ると、
五行の分類や黄帝内経「素問」六節蔵象論篇あたりが見るポイントですか?
すね先生
ピンポイントにありがとう。

思い出せなかったらこれまでの内容を確認してみてね。
過去記事:
五行の分類古典にある肝木の説明古典にある心火の説明

五臓から派生した根っことしては「五根(官)」というのがあるけれど、より大本の根っことしては各五臓がそれにあたるんだ。
そして、そこから派生した一番の末端。
もしくは「華」という字にはお花という意味以外に「はなやかな」という意味があるけれど、五臓の働きの「はなやかさ」、盛り方、勢いの一面として五華というものが割り当てられるんだ。
チョビ
なるほど。
それじゃ、心火の華やかさ、勢いの表れが「顔色」ということなの?
すね先生
そういうことだね。
顔はもちろんだけど、全身の皮膚色、血色も心火の状態を知る手立てなんだ。
 

華の変化から心を知る

 

すね先生
改めて、心火がしっかりしていると面色はどうなると思う?
チョビ
うーん
心がしっかりしているということは、血がしっかり巡って温かくなるんだよね。。。
ということは、顔はほんのり赤くなる!
すね先生
そうだね。
心火がしっかりしていれば、顔の血色はよく、艶がある。
これは、心火が心臓、血管を主ることから想像しやすいね。
モー
では、貧血など体調が悪く顔面蒼白のときには心火の働きが低下している。
ということですか?
すね先生
うん、そういうイメージでいいよ。

普段の生活では程よい血色と艶があることが理想的だけど
心火の働きが強くなれば顔に血や熱が集まり、面色は赤く火照り。
心火の働きが低下すれば血や熱を送りだせず顔色は白く、艶がなくなる。
ひとまず、そう整理しておいてね。
チョビ
ねえねえ、
でも顔の色って、私とかもそうだけどお化粧とかしたらわからなくなったり、変わってきてしまうんじゃないの?
すね先生
いい質問だね!
チョビが質問してくれたようにお化粧によって把握できないことだって勿論あるよ。

でも、東洋医学は様々な場所の状態や働きなどを診て、それらを総合的に判断して方針を立てるから、実際に先生が鍼をする時に患者さんがお化粧をしていても大きな問題にはならないんだ。
チョビ
そういえば、
顔色だけじゃなく、全身の血色とも言っていたもんね。
すね先生
その通り!

ただ面色を判断は様々な注意があるんだ。
面色から心火の変化を知ることができるわけだけど、それには体の外側からの影響や、他の五臓とのバランスによって顔色、面色も変わるというのは覚えておいて。

熱中症や風邪など高熱による顔の発赤。
手足は冷たいけれど、顔だけ火照るのぼせ。
どれも心火の働きが一時的に高まった状態であると診ることができるけれどその変化の仕方は様々。
だから、
「顔が赤いのは心火が元気な証拠だから大丈夫!」と安易に考えてはいけないよ。
モー
そうですね。
今回は面色だけのお話しでしたが、体の状態を顔から読み取る場合にはもっと診るポイントがあると少し耳にしました。
またそれらのお話しの際に詳しく聞かせてください。
チョビ
私も忘れないようにしなきゃ。

 

健康の知恵
『顔色がいい』ってどういうこと?」- 心火編④ -のまとめ

  • 五行の分類「五華」で「心火」の働きは面色(顔や体の色、艶)で確認することができる
  • 心火がしっかりしていれば顔の血色はよく艶がある
  • 心火が強すぎれば火照った顔となり、弱くなれば白く艶がなくなる
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