不妊治療と助成金と医療費控除
今年も妊活に励まれる方から「助成金」と「医療費控除」のご質問が増えてきました。
今回は「不妊治療」における
「助成金」と「医療費控除」、そしてそれに関連する鍼灸の施術費についてまとめておきたいと思います。
年度末に確認しておきたいこと
不妊治療の「助成金」と「医療費控除」。
どちらも2月、3月の年度末に準備が必要です。
まずは秩父市の「ゆりかご支援事業(不妊治療費助成事業)」の内容を確認してみたいと思います。
妊活と助成金
本文
「ゆりかご支援事業」は秩父市に1年以上在住(住民登録している)している方に、5万円を限度に生涯2度助成をしてもらえる制度です。
(正確な内容は秩父市「ゆりかご支援事業」をご覧ください。)
申請の締切は年度いっぱいの3月31日。
不妊治療が2月1日~3月31日に行われている場合、その締切は5月31日まで受け付けています。
申請には
「不妊症等の治療に要する医療保険適用外の医療費(検査・治療・投薬料等)」
秩父市「ゆりかご支援事業」から引用
とあります。
基本的には病院にて行われた医療費ですが、秩父市の「ゆりかご支援事業」では「鍼灸」における医療費も入れて合わせて申請が可能です。
(当所が相談するまでは「鍼灸」は適用外でした。)
当所に来院されている方にはアナウンスをしておりますが、忘れずに申請をしてください。
妊活と医療費控除
不妊治療に対する助成金に関しては、
不妊治療に取り組まれている多くの皆さんがご存知かと思います。
ですが、この時期に助成金のご相談を受けると、不妊治療の医療費が「医療費控除」として申請出来ることをご存知ではない方がいらっしゃいます。
詳しくは大変よくまとめられたサイトがありますので、以下をご覧頂ければと思います。
「不妊治療の費用は医療費控除の対象になります!申請方法ご紹介 」
不妊治療における医療費控除の申請には
病院での医療費や鍼灸などの医療費合わせて申請が可能です。
このブログでの補足としては
「鍼灸施術における医療費は可能ですが、鍼灸院などで購入した「自宅で出来るお灸」は残念ながら対象外です。
他に注意して頂きたいこととしては
- 不妊治療費から不妊治療の助成金をひいたものが医療費控除対象
- 不妊治療のためのサプリメントや健康食品は対象外
- 妊娠検査薬や排卵検査薬は対象外
「mamari」から引用
注意することはありますが
不妊治療の医療費は高額になる場合があります。
病院に通うための交通費なども合わせて申請することもできますので、助成金とともに申請してみてください。