自傷・自殺する子どもたち
子どもに関わる人全員に読んで欲しい
この本との出会い
※本の表紙や中身を撮影しての紹介は、著作権でダメなのでAmazonの商品リンクとして紹介しています。
『鍼灸院』と見ると
肩こりや腰痛といった体の不調がある時に行くところ。
と連想する方もいらうかもしれませんが
実際には、様々な身体や心の問題を抱えた方がいらっしゃいます。
そして
来院されるきっかけは様々ですが
その中には
「自傷行為」をしていたり「自殺」を考えてしまうような人たちもいます。
そんな苦しいツライ状況の人たちと向き合うためには
鍼灸のお勉強だけでは足りません。
この本は
最低限必要な知識と大切な視点、考え方がギュッとまとまり
患者さんとして訪れた子どもたちと向き合うとき。
自傷や自殺念慮を抱える子どもたち、大人たちと向き合うとき。
時定期的に読み返している大切な1冊です。
簡単な本の概要
この本は以下の6章。
- 自傷とは何か
- 自傷のメカニズムに関する仮説
- 自傷というアディクション―死への迂回路
- 援助にあたっての心構え
- 対応の実際
- 家族と学校に伝えたいこと
そしてとても重要な点!
大事なことがギュッと6章にまとまってこの本の薄さ!
素敵な本は他にも色々ありますが
頻繁にさっと見直すうえで
しっかりした内容ながら、
家や職場、出先などでも気楽に確認できて気に入っています。
鍼灸師として
日頃、
子どもたちを教え導き支える学校現場で働く方々や
子どもが集まる場で働く方々には
この本の内容だけでも十分力になってくれるかもしれません。
ですが
東洋医学で物事を考える鍼灸師としては
【気】
という考え方を組み合わせてこそ多くの悩める子どもたち、
そんな子どもたちを支える人々を支援できると考えています。
そう思えるのは
『自傷』というものが『東洋医学』、『気』の視点で考えると
より流れや行動の理由が理解、整理できるからです。
それについては
この本の紹介から話が逸れるのでまた別の機会か
直接施術で来院された際にお尋ねください。