どうしたらいいの?『自律神経失調症』

『自律神経失調症』ってどういう病気?

「自律神経失調症」とは、交感神経と呼ばれる活発に動く時に働く神経と、副交感神経と呼べれる安静時に働く神経、この2つをまとめて自律神経と言います。

この自律神経が、何らかの原因によりバランスを崩してしまったことで起こる症状の総称を言います。

私たちの体は、恒常性(ホメオスタシス)と呼ばれる、外界の環境、身体内部の状態変化に応じて、自律神経がたえず良好な生活が送れるように無意識的に体のバランスを調整しています。

例えば、大事な会議の前に緊張して、手や足の裏に汗をかいたりすることも自律神経の働きです。
・心臓の動きをつかさどり、心拍数や血圧を増減させて、血液を送り出す。
・食べ物をを食べたことによる胃の運動や腸での消化吸収、食べ物のカスを体外に排出する腸の排便運動。
・遠くのものを見る時の、目のピント調整。
・唾液や涙の分泌。
・おしっこをする時に、排尿するための膀胱壁の収縮運動。

など、これらの体の運動はすべて自律神経の働きによるものです。


これら、体のさまざまの運動や調整を行っている自律神経が、ストレスなどが長時間続いたりすることで、調整のバランスを崩してしまうことにより、自律神経失調症を発症してしまいます。

topbac